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| 各部門ごとに「最優秀賞」1点、「優秀賞」「審査員奨励賞」を各3点を目安に選出し、最後に全部門を通して「全国最優秀賞」を選出いたしました。 |
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第22回目となる「リモデルスタイル作品コンテスト2007」は、昨年度に続いて建築家の今井淳子先生を審査員に迎えて実施されました。 |
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今回の応募作品は7部門合計で2582点と、昨年の1999点を3割近く上回る過去最高数の作品が寄せられました。今年は作品数だけでなく質の向上も顕著で、審査に携わった建築家の今井淳子先生も「年ごとに皆さんのプランニング水準が確実に上がっており、作品意図の読み取り漏れがないか、高い集中力を求められました」と語っています。
水準の高さを裏付けるように、今回、器具交換に留まった単純な作品は少なく、同時に空間性の向上をめざした作品が多く見られました。無垢材や珪藻土など天然素材の採用や、バリアフリー仕様が一般の現場の中にも当然のように採用されるなど、仕様の基本水準は確実に向上しています。また、全面リモデル事例など大がかりな作品が数多く登場する一方で、例えばトイレなど1つの部位を丁寧に改修していった作品も数多く見られ、リモデルの工事内容が実に多様化していることを改めて感じさせられました。
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多様化といえば、これまでになかった新たな家族像が登場していると、今井先生は語ります。
「このところ、年老いた母親と中年のお子さんの2人住まいの『老老介護』、ニートの息子さんのいる家庭、あるいは兄弟だけの家庭など、家族構成が劇的に変わってきており、いわゆる標準的な家族が住むためのものだけではなくなってきています。家族だけでなく、赤の他人が3人集まって住むなどといったケースさえ出てきています。家族同士の暮らしにおいても、「子育て期間のベストな間取り」「介護しやすい住環境」など、ピンポイントでも切実なテーマがあり、それらにどう対応すればよいか、という問題が生じています」
ライフスタイルから考えるリモデルも大切ですが、真の暮らしやすさについて考えていくことが、住まい手にもリモデルする側にも必要になっているのかもしれません。
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今井先生は、リモデルの際、周囲への配慮、周辺環境への配慮も検討してほしい、と語ります。自宅内だけで完結するのでなく、周辺との調和にも目を配ることで、リモデルの質がより高いものになります。また現在、地球温暖化問題が注目されていますが、今井先生は住宅でも環境問題に対処できることは多いと語ります。
「例えば陽当たりをよくすることは、光熱費の倹約につながります。また庭に土を残せば、生ゴミも処理できます」
確かに風通しをよくしたり、木を植えることによって西日対策をするなど、簡単に実現できる環境配慮はいろいろありそうです。
「敷地の中に木が一本もない、草が一本のない家を見ると、時に痛々しいと感じる時があります。駐車スペースの土間を部分的に土を残すなどでもいい。太陽光発電や屋上に植栽といった大がかりなエコハウスでなくもできることはたくさんあります。多くの方がリモデルを通して、そんな社会性や環境配慮へのアプローチも意識していけば、より暮らしやすい環境ができていくことと思います」
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1945年、横浜市生まれ。工学院大学建築学科卒。「住まいの町医者」をめざして30年。建て主の想いを一緒に整理し、形にする。住まいを創るのは家族であるとの考えから、共働き、育児、同居、介護、趣味など、生活全般をテーマとする。著書に『定年後が楽しくなるリフォーム』亜紀書房。
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