躁鬱病を改善する方法~精神疾患の説明書~

先生

よくならないうつ病

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気分が落ち込み、なかなか寝られないといったようなことが続き、病院を受診すると「うつ病」と診断され、抗うつ薬を飲むケースが多くあります。しかし、一向に改善しないと思っていたら、突然テンションが上がり、「躁」になる時があります。このようなケースは「躁鬱病」かもしれません。現に躁鬱病の3分の2がうつ病から始るといわれています。躁鬱病は双極性障害とも呼ばれています。躁鬱病の原因は遺伝的な要因、環境、性格、慢性的なストレス等、様々な要因が複雑に絡み合い、過度のストレスや生活リズムの乱れがきっかけとなって発症すると報告されています。また発症しやすいタイプがドイツの精神科医や日本の医師によって報告されています。あくまでも目安ですが、日本の医師によると、ドイツの精神科医が提案する性質の他に思い込みが激しく、頭の切り替えが難しい等の執着する性格を追加しています。躁鬱病を発症してしまうきっかけは、近親者などとの別れ、病気、家庭内の問題といった家族に関する出来事や、転勤、職務内容の変更等、職場に関する出来事だといわれています。

治療せずに放置しておくと悪化します。ひどくなると躁状態においてはテンションが上がり、常識では考えられない行動を起こし、人間関係の破綻等をきたすこともあります。またうつ状態に転じた時、そのような行動を責め、自己破壊的な行動を起こしてしまうことがあります。そのために治療は必要なのです。治療は精神療法と薬物療法があります。精神療法はうつ病のカウンセリングとは異なります。本人は病気を自覚し、受け入れて自ら病気をコントロールすることを目的として行なわれます。主に心理教育と認知行動療法があり、心理教育は医師と二人で理解を深め、得た知識をもとに自分の行動を変えることを目標とします。一方、認知行動療法は日常生活の出来事をより的確に捕らえる事ができる考え方を学び、気分を調整できるようになることを目標としています。薬物療法は気分安定薬を中心に症状に応じて抗精神病薬、抗うつ薬、睡眠薬などを併用します。気分安定薬は躁や鬱の気分の波の幅を小さく、安定させるために使います。抗精神病薬はいらいらを鎮めて気持ちを穏やかにしてくれます。抗うつ薬はうつ状態が重症のときのみ使用します。症状が安定してくると、自己判断で薬の量を減らしたくなることがあります。しかし、このようなことをすると、再発の可能性が高くなるので飲み続けることが大切なのです。薬もまずは飲み続けて、鬱病を治していき、日常生活をスムーズに過ごせるようにしていきましょう。

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